
「ほら、行くぞ」
言うなり、弘樹が郁人の腕を掴む。
「ちょ——」
返事をする間もなく、そのまま強引に引っ張られた。
雨の中へ飛び出す。
「待て、弘樹っ……!」
「いいから走れって!」
楽しそうな声。
――弘樹は昔からそうだった。
こっちの都合なんか気にせず、
思いついたらそのまま突っ走る。
距離が近くて、
強引で。
なのに、不思議と振り払えない。
「っ、最悪……!」
文句を言いながらも、結局、郁人はそのまま走っていた。
弘樹×郁人|約束が欲しい
「ほら、行くぞ」
言うなり、弘樹が郁人の腕を掴む。
「ちょ——」
返事をする間もなく、そのまま強引に引っ張られた。
雨の中へ飛び出す。
「待て、弘樹っ……!」
「いいから走れって!」
楽しそうな声。
――弘樹は昔からそうだった。
こっちの都合なんか気にせず、
思いついたらそのまま突っ走る。
距離が近くて、
強引で。
なのに、不思議と振り払えない。
「っ、最悪……!」
文句を言いながらも、結局、郁人はそのまま走っていた。