
店を出た瞬間、雨がぽつぽつと落ちてきた。
「やば、降ってきたな。駅まで急ごうぜ」
弘樹がそう言って歩き出す。
けれど数歩も進まないうちに、雨脚は一気に強くなった。
「……無理だろ、これ」
郁人は立ち止まり、周りを見渡す。
「どっかで雨宿り——」
言いかけたところで、
弘樹が笑いながら提案する。
「もう濡れてるしさ、いっそびしょ濡れにならない?」
「……は?」
意味が分からず、顔をしかめる。
「どうせならさ、どっちが濡れないか勝負しようぜ」
弘樹×郁人|約束が欲しい
店を出た瞬間、雨がぽつぽつと落ちてきた。
「やば、降ってきたな。駅まで急ごうぜ」
弘樹がそう言って歩き出す。
けれど数歩も進まないうちに、雨脚は一気に強くなった。
「……無理だろ、これ」
郁人は立ち止まり、周りを見渡す。
「どっかで雨宿り——」
言いかけたところで、
弘樹が笑いながら提案する。
「もう濡れてるしさ、いっそびしょ濡れにならない?」
「……は?」
意味が分からず、顔をしかめる。
「どうせならさ、どっちが濡れないか勝負しようぜ」